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2008年9月21日 (日)

帰国

昨日、カラカスから帰国した。

初めていった南米であったが、私の思い描いている南米の国とは明らかに違う現実が目の前にあった。

待ちゆく人々に笑顔がない。目つきは極めてよくない。石油で潤っている国で、お金もあるはずなのに、なぜかくらく重苦しい空気が流れている。この空気、どこかで感じたことのある重たさだと思ったら、10年前の北京だった。そして、テレビで流される北朝鮮の雰囲気とそっくりだった。

ベネズエラは、チャベス大統領による「ほぼ独裁政権」に近い状態になっている。日本の軍国主義ほど強烈ではないにせよ、緩やかな独裁政権になっているといえる。そういう国は、どうしても同じような雰囲気を感じ取ってしまう。誰かから、あるいは、何かからものすごいプレッシャーをかけられているような重たさがひしひしと伝わってくる。当然、こちらの気も重たくなる。

中国も、最近はそうではないように思えるが、以前情報統制が続いているし、中国共産党による一党体制が続いている。北朝鮮に至っては、衆知の事実である。ベネズエラもそうなってしまうのか。

南米といえば、どうしても「ラテン」ののりを想像してしまうが、今回のベネズエラ訪問で、そうではない国があるということを感じた。貴重な経験であると同時に、次は行きたくないと思う国の一つである。

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